2016-11-07 《 灯台 》 目次 (詩・散文) さよならと言った言葉の宛先はいつかのわたしで もう2度と会わないだろう なんていう思いは 断崖にそびえ立つ灯台のようで 今もわたしに息づくことを 忘れてしまう 海上に浮かぶ 黒船ばかりを照らし出し 波止場へと導いてゆく