2016-11-07 《 別夜悲 》 目次 (詩・散文) 窓の外には見慣れない景色 漂う空気の香りは どこかよそよそしく 月明かりの夜道にくり出す 丸い丸い 純白の月だけが いつも わたしを知っている わたしは今 この場所で 何かを待っている 会いたい気持ちと 会えない気持ち 夜空だけがわかってくれる 急に降り出した雨が わたしの頬をつたう