2016-11-07 「ひとりの家路」 目次 (詩・散文) 街は暗くなり気だるさにさいなまれるなかで 大切なものは目に見えない 目に見えるもので確かなものはあまりない 月明かりはそれを知っている風景に溶け込むように優しく私を照らし目を閉じて夜道を歩く 耳を澄まして靴音に紛れる鼓動が生きている証 ゆらゆらと漂う家路ボ~ン パン季節はずれの花火の音がする