2016-11-06 《 波紋 》 目次 (詩・散文) 水面(みなも)に 落とした ひとしずくの水が波紋となって広がるように私の一歩が 広がっていく 澄んだ水面(みなも)に 私はひとり空から 差しのべられるあなたの手を待っている 青空の果てまで連れて行ってくれのを待っている 波紋のように 広がってあなたに届く その日までいのちのしずくを 一滴ずつ静寂の水面へと...