「淡い間(あわい)の美辞麗句」
夜と朝のあわい
朝焼け
昼と夜のあわい
夕焼け
善と悪のあわい
人間
空と大地のあわい
空気
地表と地上のあわいに
揺らぐ影楼に
地球と宇宙のあわいに
揺らぐオーロラ
儚く美しく
うつろう 淡い あわい
心に沁みる
《 草木花人年月 》
枯れゆく花に己を見
咲きゆく花に自身を重ね
種子となりて希望を残し
芽吹くそれらに希望を委ね
大切に 大切に 見守ってゆく
「 わたしの願いのこと 」
生きてくことをやめないで
死にすら意味はあるけれど
死さえも無駄にはしないけど
やっぱり生きてて欲しいから
どんなに わがまま 気ままでも
どんなに 酷い あなたでも
やっぱり生きてて欲しいから
あなたは わたしの
たいせつな いのち
「 人生の答えのこと 」
君が大きくなった時
進む道に迷ったとき
きっと何か答えを求めるだろう
そんな時のために 言葉を贈ります
「答え」というのは 人生の最後に出るもので
人生とは 壮大な検証実験の連続だと私は思います
人の目や言葉なんて気にせずに
いろいろやってみなさい
私が消えても どうか前を向いて
そして 最後の日
たくさんの話しを聞かせてください
「 生き方のこと 」
辛く キツい時
理不尽や 裏切りにあった時
人を恨んだり 命を絶ちたいと
生きていれば この先 そんな出来事にあうかもしれません
川原の石は 川の流れにもまれながら
ぶつかりあい 傷ついて 傷ついて
角がとれて まぁるくなる
だからどうかあなたのこころも
丸くて優しくありますよう
人を傷つける人たちは きっと誰かに
傷つけられてきた人だから
たくさんの傷痕と共に生きる
そんなあなたを 私は誇りに思います
《 歩くということ 》
速さとか 距離とか 見た目とか
歩いていると
いつも周りが気になるけれど
どうか あなたはあなたでいてください
歩いてしか いけない場所
歩いてしか 見逃してしまうもの
たくさんあるから
比べないで
あなたはあなたの速度で歩けばいいのさ
誰も彼もが 人生の旅人
辿り着く場所は
いつもあなたのための場所
出逢った人は
いつもあなたのための人
見つけるんだ
作りだすんだ
どこかで 誰かが待っている
どこかで 何かが待っている
さぁ その一歩を踏み出して
あなたの一歩を 踏み出して
あなたの旅が 今日はじまる